2021年
4月
01日
木
朝から晴れてはいるものの、少々風の強い状態の10時30分頃、お一人の方のご来館を戴きました。
受付後、
「お客様ご自身でご覧になりますか?お嫌でなければご案内しますが・・」
とお尋ねすると、「それではお願いします」との事で、予め滞在時間をお伺いした上で、ご案内させて戴きました。
ご案内にはマイクを使用して、天井からの音声によってお客様との間隔は開けるだけ空け、「レーザーポインター」を使用してご案内する旨をお伝えして、開始しました。
ひと通りご案内後に「ご不明な点は・・?」とお伺いすると、
「2階の映像視聴の際、聞き取れなかった・・」として、『最初の「滲出汁」に何を加えるのですか?』とのご質問を戴きました。
それに対して、
「石灰原石をコークスで焼くと、焼生石灰となる。これを溶かした物を最初の滲出汁に加え、不純物を沈殿させ第一次濾過を行い、発生するガスを上糖液に吹き付けると炭酸カルシウムと言うフロッグを作る。これに不純物を吸着させて第二次濾過を行う」旨をお伝えしました。
お客様に当館をどの様にお知りになったのかをお伺いすると、当社同業者の方から「ビート資料館」の存在を知ったとの事。
ご案内を11時15分(45分間)で終えた後、T様ご自身で40分頃迄じっくり見直されていました。
本日は熱心に耳を傾けて戴き、有難うございました。
2021年
3月
09日
火
午後2時50分頃、お二人のご来館を戴きました。
受付後、お客様のご予定を伺いますと、お母様「閉館が16時30分ですから、ご迷惑を掛けない様にそれ迄はと思っています。」との事。
こちらからは「40~45分位、お時間を戴ければ充分ご満足戴けるのでは・・」とお伝えして、ご案内させて戴きました。
他のお客様同様に、お二人も二階「ビート模型」でのご説明には、驚かれた様でした。
お母様から「サトウキビの糖分はどの位・・?」とのご質問を戴き、『サトウキビは糖分高い時には15%台の時がある様ですが、平均糖分は12~13%で、北海道だけで栽培されているビートの方が平均16.5~17%(2015年十勝平均糖分17.6%)と極めて効率の良い、北海道にとって無くてなならない「大切な農作物」である』ことをお伝えしました。
そして、「お砂糖の結晶一粒は無色透明」である事。「白く見えるのは多くの結晶が揃う事により、雪の結晶と同じく光の乱反射によって目には白く見えているだけなんです・・」とお伝えしました。
お母様から、『「和三盆糖(含蜜糖)」はビートでも作る事が出来るのか?』とのご質問を戴きました。
私からは『「作る事は可能かと思いますが、ビート糖蜜には灰汁があり、「えぐみ」が残りますから向きません。お砂糖には「蜜」を振り分けた「分蜜糖」と「和三盆・黒砂糖」の「含蜜糖」が有ります。』
とお答えさせて戴きました。
お母さんと娘さん(W・Tさん)は、先日6日(土)17:00からHBCテレビ「あぐり王国北海道NEXT」をご覧になって、来て戴いたとの事。
「帯広に住んでいて何時でも行けると思って来ていなかったんだけど、テレビがきっかけで・・」と話して下さいました。
本当に光栄です!! W・Tさん「友達を連れて来たい!!」なんて言ってくれました。お母さんは、「まさに目からうろこです!!」とも・・。
お帰りの際に、お二人にブログへのご協力をお願いしましたら、お母様が「申し訳ない!!」と辞退されましたが、娘さんがご承諾いただき写真をパチリ!!
約1時間の滞在でしたが、あっという間に過ぎたように思います。
本当にご協力戴きまして、有難うございました。
ご説明していても、とても楽しかったです!!
お母様、娘さん、本日はご来館戴きまして有難うございました。
どうぞお元気で・・!!
2021年
3月
07日
日
晴れ渡った気持ちの良いお天気の中、お二人のご来館(10時10頃)を戴きました。
受付後、「お嫌でなければ、ご案内しますか?」?とお尋ねすると、「それでは・・」との事で、「40分程度のお時間で・・」と申し上げてご案内をさせて戴きました。
「この後、愛国駅へ行きたい」として、所要時間を聞かれ「15分から20分位」と申し上げました。
2階でのご案内の際、「お砂糖製品前」でお兄ちゃんに「お砂糖の結晶一粒は何色ですか?」と質問すると、迷うことなく「透明」と答えてくれました。大正解!!
所が未だに間違った捉え方をしている人が多い現実もお伝えしました。
ご案内の中で、お父様が「実は父が日甜の株主で、株主優待で戴くお砂糖の御裾分けで何時も我が家はスズランマークのお砂糖です」と話してくださいました。
ご案内の後、閲覧室で子会社「十勝鉄道㈱」が掲載されている「鉄道関係書籍」を手に取られ、ご覧になっていました。
帯広には昨日(6日)来られ、今日すぐ戻られるとの事でした。
帯広では短い滞在だったと思いますが、限られた時間の中でご来館戴き、
有難うございました。
S・S様そしてお兄ちゃん、どうぞお元気で・・!!
2021年
3月
05日
金
先月17日(水)にHBC「あぐり王国北海道NEXT」出演者 森崎博之さん(TEAMNACS)、森 結有花さん(HBCアナウンサー)他撮影スタッフが来館。
当館での収録を終え、その後「総合研究所」での収録に向かわれました。
明日(6日)、17:00~番組第607回 テーマ:砂糖 「砂糖の歴史と防腐効果に迫る!」
乞うご期待下さい!!
2021年
2月
21日
日
午前中に8名の方々をお迎えして、午後から少々時間が空いた14時過ぎに一人の方(写真右側:T・S様)が入って来られ、間もなくその後にお二人の方(S・H様ご夫妻)が来館戴きました。
受付後に其々滞在時間をお伺いすると、お二組様共「滞在時間の制限はない」とのご返事。
その時にS・H様(写真中央)がお隣の方の声を聴いて気が付かれ、何と10数年前沖縄で同じ会社で勤務されていたお仲間でした。
奥様は勿論お二人共驚かれて、大変懐かしがっておられました。
※世間は広い様で狭いですね!!
いざご説明を始めますと、写真左側の奥様がマスクされていましたが、以前お会いしている様な気がしてならず、思い切ってお伺いするとやはり以前(2~3年前との事)にご夫妻で来て戴いた方々でした。
ご夫婦曰く「また説明が聞きたくて・・」来て戴いたそう・・。
それをお聞きするとこちらとしても大変光栄、有難い事でしたので俄然張り切りました。頑張るぞ!!
普段のご案内では、ご質問を受けない限りあまり触れない事にも触れ、ご満足戴くべく、お伝えしました。
※私の知りえる内容の80~90%は、お話しした様に思います。(笑)
90分から2時間ぐらい経過したでしょうか?16時前にご説明を終え、1階に下りた際にお三方に「3名の写真を館長のブログにアップさせて戴けないか」をお願いすると、ご了解戴き「パチリ!!」
お伺いするとS・H様ご夫妻は4月から山梨県へ転勤される為、北海道を離れる前にもう一度「当館に」足を運んで戴いたとの事。何と嬉しい、有難い限りです!!
T・S様は帯広在住で、何度も近くを通り気になっていても、何時でも行けると思っていて、「そろそろ行ってみよう」と今日になったそう・・。
その判断が「久し振りの出会いの場」となった訳ですね。
お三方とも私の長い話しにお疲れになったかも知れませんね!?
本日はお三方のご協力によってご説明のし甲斐がありましたし、何といっても楽しい時間を共有させて戴きました。
S・H様ご夫妻、T・S様共どうぞお元気で、ご活躍下さい!!
本日はご来館戴きまして、誠に有難うございました。
2021年
1月
30日
土
昨日の大雪も今朝早くには落ち着いた薄曇りの中、9時50分頃ご家族のご来館を戴きました。
受付後、「お嫌でなければご案内しますか?」とお尋ねすると、お母さんが「それではお願いします」との事。「30分前後のお時間を戴いてご案内させて戴く」旨、お伝えして始めさせていただきました。
1階で「川西村全図」をご覧戴きながらのご説明の際、お姉ちゃんに「鉄道の目的は判りますか?」と質問すると、シッカリとした声で「お買い物の行き帰りに使う」と答えてくれました。
尻込みせずシッカリとした受け応えでしたね!!
2階では子供さん方3人だけで「ジャンケン」して「映像ボタン」を押す人を決めて貰いました。一番下の妹さん「チョキ」、お姉ちゃん・お兄ちゃんが「パー」で妹さんが勝ち、「ボタン」を押してもらい、ご家族で「芽室製糖所」の映像を視聴戴きました。
映像視聴後、「ビート模型」を見て戴きながら、「ビートの効率の良さ」をご説明しました。
「国内産糖」のお話しもしました。ビートの搾りかす「ビートパルプ、ペレット・パルプ」も見て戴きました。
お姉ちゃんに「ビートの葉っぱは、農家さんどうすると思いますか?」と尋ねると「食べる!!」との事。勿論、食べる事は可能なのですが、「ビート」と言う植物は葉にも根にも「灰汁」があり、「食べる事には向きません」とお伝えしました。
「お砂糖製品」の所で、お兄ちゃんに「お砂糖の結晶一粒は何色ですか?」と尋ねると、「茶色・・、白!!」と答えてくれました。
それに対して、「お砂糖の結晶一粒は、雪の結晶と同じく無色透明で、多くの結晶が揃う事により雪の結晶と同じく、光の乱反射によって目には白く見えているだけなんです」と伝えると、納得していましたね。
お姉ちゃん、お兄ちゃんはお母さんの傍で最後までシッカリと聞いていてくれました。二人共質問に答える時も叔父さんの目を見て、答えてくれましたね。
滞在時間は結局50分程になりました。ご案内を終えた後、お母さんに「当館をどの様にお知りになったのか?」を伺うと、ご家族は日高から来られていて、帯広に来られた際 「よく資料館の前を通っていて、機会を設けて行こうと話していた」との事。
今回はお父さん(T・H様)のお仕事(装蹄師さん)の関係で、来られたそう・・。
お父さんは下のお子さんの関係で動かざるを得ず、お二人で役割分担されていました。
この度はご家族でご来館、そして熱心にご視聴戴き有難うございました。
皆さん、どうぞお元気で・・!!
2021年
1月
27日
水
朝から降り続いていた雪もお昼前には止み、お日様が顔を出す晴れ渡った時間帯(13:15頃)に皆さんが来られました。
隣りの「麦音」さんの方から歩いて来られる姿を拝見し、勝手に「男の方ばかり」と想像していたものですから、皆さんが女性で驚きました。
皆さんをお迎えして最初に1階「映像展示室」で「おさとう」と題するDVDを視聴戴きました。
役場担当の方から「滞在時間90分」と言われていたものですから、力が入り過ぎて、皆さんにとって説明がくどかった所が有ったかもしれませんが、お許し下さい。
お伺いすると、5名の皆さん其々「畑作」「酪農」と志望に併せて農家さんに研修に入られたそうです。
中には「ビート栽培農家」に入られた方もいらっしゃいました。
皆さんは(お伺いした順番では)、大阪・福岡・岐阜・熊本・札幌と昨年4月から今年3月までの一年間研修に臨まれています。
※中には途中から来られた方が二人いて、その方々は研修を続け、他の3人の方は地元(鹿追町)に残る(就職される)との事。
近い将来、地元の素敵な方と巡り会って、永久就職(ご結婚)される方が現れるといいですね!!
その様なお話しを担当の方とさせて戴きました。
鹿追町の青年男性諸君!!モーレツにアピールしなければダメですよ!!(笑)
「研修生」の皆さん、3月までの残り期間お体ご自愛戴き、充実した時間を過ごされる事を祈っております。
本日はご来館戴き、熱心にご視聴戴き有難うございました。
2021年
1月
24日
日
今朝の帯広の最低気温-17℃台と冷え込んだ、開館間もない9時40頃、お二人のご来館を戴きました。
受付後に滞在予定時間をお伺いすると、Sさん(写真右側)が「特に時間的な制約はない」との事。
ご案内前には、不安無くご視聴戴ける様にお客様への対応方法をお伝えして、始めさせて戴きました。
1階「川西村全図」をご覧になり説明をお聞き戴きながら、お二人共廃線(昭和62年)になった「国鉄広尾線」を指でなぞりながら、お話しをされていました。
2階西側では「芽室製糖所」の映像を視聴後、ビート1個の平均重量・平均糖分をお伝えし、国内産糖の割合にも触れ「甘味資源の確保」「冷害凶作に強く農業経営に寄与」の観点からも国・北海道にとって無くてなならない重要な農作物である事を改めてご理解戴きました。
糖分を抜き取った後の繊維を乾燥・圧縮して『ビートパルプ、ペレット』を主に牛等「家畜の餌」として利用されている事もお伝えしました。
「砂糖製品」前では、未だに「白く見える砂糖は漂白している」と思っている奥様方が如何に多いかと言う事もお伝えしました。
当社が開発した『ペーパーポット』(現物)をご覧戴きながら、国内外の多くの農家の方々に採用戴いている事をお伝えしました。
最後にご案内した、私共の大先輩がたった一人で作製した「帯広製糖所工場内部模型」(縮尺約1/30)を目にした瞬間、お二人共感嘆の声を上げられていました。
約1時間をかけてご案内後、お客様のみで「改めて見直したい」との事でその後もじっくりご覧になっていました。
お客様お帰りの際(11時過ぎ)、思い切って(断られることが多い・・)『館長のブログ』に「アップさせて戴きたい!!」とお願いすると、お二人共快く快諾戴きました。
お二人はお友達同士で、写真右側:Sさん、左側:Tさん。
Sさんが当館をご存知だった事からTさんを誘って戴いた様・・。
お二人共熱心に耳を傾けて下さり、更にタイムリーなご質問も戴きました。
本日は冷え込みの中、ご来館ご視聴戴きまして有難うございました。
2021年
1月
20日
水
「十勝シーニックバイウェイ」ホームページで当館を取り上げて戴きましたので、紹介させて戴きます。
「十勝歴史探訪/十勝の糖業の歴史を探す旅」 として、HPとFacebook「トカプチ雄大空間」で取材豊富な記者の視点で、詳しく紹介されています。
ご来館戴くお客様に不安無くご観覧戴ける様、ご来館時の非接触アルコール手指消毒のご協力、非接触体温測定の実施、マイクを使ってお客様との間隔は開けるだけ空けさせて戴き、「レーザーポインター」により離れていてもご案内に支障のない様に対応しています。定期的に館内の換気、アルコールによる噴霧・拭き取りを行っております。
是非多くの皆様のご来館をお待ち申し上げております。