J.I様のご来館を戴きました!

ご来館戴いたJ.I様

 

曇に覆われましたあいにくのお天気の中、11時半頃にJ.I様のご来館を戴きました。

 

受付後、J.I様に「よろしければ、ご案内しますか?」とお尋ねすると、「よろしくお願いします」とのご返事で、滞在予定時間をお伺いすると、「15~20分くらいで‥」とお答えされたので、通常の長編DVD映像(15分間)のご視聴はやめて、「帯広製糖所模型」、「ビート模型」、「12種類のお砂糖」に限定してのご案内をさせて戴くご予定でしたが、しかし‥

 

帯広製糖所の模型」では、操業当時と最近の旧帯広製糖所の全景が写った航空写真をお見せしながら、「帯広製糖所は昭和52年にお砂糖等を製造する役割を終え、操業を終了しました。しかし、建物は現在もビート資料館から東に200メートル程離れた場所に現存し、ここでは総合研究所や飼料事業部の営業事務所の2部門がお仕事をさせて戴いています」とお伝えしましたところ‥

 

すると、J.I様は「以前、この建物はお砂糖の工場だったんですね」とおっしゃったので、私から「ひょっとして、地元は帯広ですか?」とお尋ねすると、J.I様は「そうです。でも、ビート資料館に来たことがなく、今回初めて来てみました」とお答えされました。

 

ビート模型」では、「ビートを見たことは?」とお尋ねすると、J.I様は「根だけのものはありますが、葉が付いたものは見たことがないです」とお答えされましたので、「ホウレンソウにも似ている茎葉部は収穫時に切り落とされた後、畑にすきこまれて緑肥になります」、「根部からはお砂糖以外に、ビートパルプ、オリゴ糖製品、ベタイン(アミノ酸)、パン酵母(イースト)等も製造しており、ビートには捨てるところがありません」とご説明しました。

 

すると、J.I様はお仕事柄?なのか、早速、葉付きビートをご持参されたノートにデッサンされていました。

 

12種類のお砂糖」では、分蜜糖の「グラニュ糖、白ざら糖、中ざら糖、上白糖、中白糖、三温糖、角砂糖、氷砂糖、粉砂糖、顆粒状糖」、含蜜糖の「和三盆、黒砂糖」を展示しています。

 

すると、J.I様は「お砂糖は工場で白くしているですか?」とのご質問があり、「お砂糖は白く見えますが、実は結晶は無色透明であり、光の乱反射によって白く見えるのです、これは雪、かき氷、シロクマの毛と同じです。もちろん、漂白剤は一切使っていませんし、そもそも、漂白する必要がないのです」とお伝えしました。

 

この時点で、当初のお約束の20分間が経過しましたので、私から「この後もご案内を続けましょうか?」とご提案いたしますと、J.I様は「面白いので、このまま続けてください」とおっしゃったので、ご説明を続けさせて戴きました。

 

J.I様は茶色いお砂糖の方が関心がおありでしたので、「ビート糖工場では最初に白いお砂糖ができ、茶色いお砂糖は白いお砂糖をとった残りの糖液からできます」、「これはお砂糖の加熱される程、着色するというカラメル化という特性によるものです。つまり、ビートが光合成によって一所懸命つくろうとしている自然物質に最も近いのは白いお砂糖なんです」とお伝えしましたところ、J.I様は少し驚かれたのと同時にご納得されていました。

 

糖液サンプル」では、ビートから砂糖ができるまでの一連サンプル(ビートを短冊状に切ったコセットから糖蜜まで)を展示しています。J.I様が「ビートからどのように糖分を抽出するのですか?」と尋ねられましたので、「ボタン式映像 てん菜細胞からの糖分抽出(約3分間)」をご視聴戴きながら、ビートからの糖分抽出法の原理につきましてご説明しました。

 

ビートはさとうきびとは違う抽出法(さとうきびは圧搾法、ビートは滲出法 しんしゅつほう)であり、ビートはさとうきびと比べて組織が柔らかく、圧搾すると細胞壁が混ざり込んでろ過ができなくなるため、細胞を破壊しない様に約70℃の温水で1時間半かけて糖分抽出していることをお伝えしました。

 

オリゴ糖製品」では、「お砂糖等の糖類は通常、小腸までに分解・吸収されますが、オリゴ糖は酸に非常に強く、大腸にひそむ善玉菌のビフィズス菌に直接届くことにより腸活されます。当社では結晶ラフィノース製品であるラフィノース100液状製品である北海道ビートオリゴや北海道どさんこオリゴがあります」とご説明しますと、J.I様は大変ご興味を持たれたご様子でした。

 

J.I様が「ビート資料館で(当社製品を)販売していないのですか?」とお尋ねされましたので、「残念ながら販売してません。資料館付近ではスズランボウル、スズラン企業ロードクラフト等でお買い求め戴けます。当社オンラインショップもありますよ」とお答えしますと、J.I様は「行ってみます」と言って戴きました。(非常に感謝!感謝!です)

 

ここまで約60分が経過し、J.I様が「(ますやパン麦音様に用事があるので)一旦退館していいですか?残りの展示物の説明も聞きたいので‥」とおっしゃいましたので、「喜んでお待しています」とお答えし、J.I様は一旦ご退館されました。

 

それから約1時間後の13時半頃に、J.I様が再来館されました。「(残りの展示物の説明を)15~20分くらいで‥」とご希望されましたので、早速、「ペーパーポット」からご説明させて戴きました。

 

ぺーパーポット」は当社が開発した革新的な紙筒移植法であり、この移植法によって生育期間の前倒しが可能となり、雪解けが遅い北海道のハンデを克服できて、ビートのヘクタール当たりの収量が倍増したことをお伝えしました。

 

特別記念展示室」では、「皇族方の帯広製糖所の御巡覧」のお写真等が展示されており、昭和天皇の御行幸の際における当社前身の最上級のお心遣いに対しまして、J.I様は大変感心されていました。

 

歴史展示室では、「明治時代(紋鼈製糖、札幌製糖)と大正時代(北海道製糖)におけるビート輸送手段(馬車or鉄道)の違い‥」についてご説明し、当時の製糖工場にとって鉄道がいかに必要不可欠な交通インフラであり、沿線地域の方々にとっても重要な交通手段であったことをお伝えしました。

 

当初予定の20分間を超え、二回で合わせて計1時間20分のご説明を終えました後、J.I様が「ぜひ、一緒に記念撮影を‥」とおっしゃいましたので、J.I様と私が「ビート模型」の横に並んだところを、スマホで撮影されました(大変恐縮でございます)

 

今度は私の方から、当館の「ブログ」へのご協力をお願いしたところ、快諾して戴きました。誠にありがとうございます。

 

お伺いしますと、帰省されたJ.I様はお隣の「ますやぱん 麦音様」にお立ち寄ろうとした際、「今まで来ていなかった当館」にご来館されたようでした。

 

この様に、麦音様をお目当てで来られた際、当館を見られてご来館されるお客様が非常に多いのです。いつも、いつも、麦音様、さまさまでございます。

 

最後に、J.I様から「大変面白かったです。来てよかったです」とのご感想を言って戴きました。本当にありがとうございます。

 

本日はご来館して戴きまして、有難うございました。

つたないご説明にもかかわらず、ご熱心に耳を傾けて戴き、誠に感謝いたします。

ビートやお砂糖についてご理解をより深めて戴きましたなら、幸いでございます。

最新情報

7月5日(日)

館長のブログを更新。

会社案内
会社案内

リンク

天下糖一プロジェクト
天下糖一プロジェクト 様
十勝トテッポ工房
十勝トテッポ工房 様
帯広観光コンベンション協会
帯広観光コンベンション協会 様
旅行予約サイト「ニュート」で紹介されました
旅行予約サイト「ニュート」で紹介されました
日本甜菜製糖株式会社
日本甜菜製糖株式会社