R.A様がご来館戴きました!

ご来館戴いたR.A様

 

今朝は氷点下となりましたものの、秋晴れの快晴で気温が上がりました11時半頃にR.A様のご来館を戴きました。

 

受付後、R.A様に「よろしければ、ご案内しますか?」とお尋ねすると、「よろしくお願いします」とのご返事で、ご滞在時間をお伺いすると、「(飛行機の搭乗時間迄の)時間がないので、12時半迄(1時間弱)でお願いします」とお答えされました。

 

ビート模型」では、初めてビート模型をご覧なられたR.A様は興味深々のご様子。次々と積極的なご質問をされましたので、「お砂糖の原料となる部分は根部です。ホウレンソウのようにも見える茎葉部は畑にすきこまれて緑肥となります。食用としては根部も茎葉部も…、非常に厳しいです。そのため、お砂糖の工場ではエグミ等の不純物をしっかり取り除いて、美味しいお砂糖をつくっています」とお答えしました。

 

次に、R.A様が「ビートはいつからお砂糖の原料として利用されているのですか?」とお尋ねされましたので、①原産はカスピ海・コーカサス地方~②家畜飼料として利用~③マルクグラーフのショ糖分離成功(1747年)~④工場規模生産(1801年)~⑤ナポレオン大陸封鎖(1806年)に伴うビート糖業の奨励による発展‥等をご説明し、ビート糖が誕生してわずか100年で、1000年以上の歴史を持つさとうきびのお砂糖の生産量を追い越す程までに急速に発展したビート糖の黎明期をお伝えしました。

 

すると、R.A様から、「国内ではいつから?」とご質問がありましたので、①東京で国内初栽培(明治3年)~②北海道初栽培(明治4年)~③お雇い外国人達(クラーク博士等)の意見相違~④松方正義パリ万博派遣(明治11年)~⑤国内初ビート糖工場である紋鼈(もんべつ)製糖所の設立(明治13年)‥等につきましてご説明しました。

 

紋鼈製糖所は農業・工業の両面で技術的に未熟で、輸送不便にも悩まされながら明治29年に経営が行き詰まって解散しましたが、その製糖設備はさとうきびの台湾製糖橋仔頭(きょうしとう)工場に移設され、紋鼈製糖所で培われた製糖技術は日本人技術者が海の向こうの台湾に渡って橋仔頭工場に伝承したことを付け加えました。

  

紋鼈製糖所及びクレムネご兄弟等の写真」では、「ご覧戴いています紋鼈製糖所の鮮明かつ貴重なお写真はドイツ在住の日本人の方を通じて、同製糖所の新技術導入時にご尽力された兄クリスチャン、弟フレデリックのクレムメご兄弟の御子孫から2022年にデータを戴いて印刷したものです」とお伝えしたところ、R.A様は海の向こうのドイツ人の御子孫と当館との国際的なご縁にご感心されていました。

  

帯広製糖所の模型」では、大正12年にドイツ人の模範農家であるヴィルヘルム・グラバウご家族5名が招聘されました。帯広市に約4年間住みながら自国での農業を実践して公開し、ビート耕作のノウハウを近隣農家に伝授したことが、ビート栽培水準を上げるきっかけとなりましたことをお伝えしました。

 

ご説明後、R.A様には15分間のDVD映像(おさとう 北の大地からのおくりもの 芽室製糖所版)をご視聴して戴きました。

 

DVDご視聴後、R.A様が「三温糖はグラニュ糖に比べて甘いのですか?」とお尋ねされましたので、「ビート糖工場では白砂糖を製造した後の残りの糖液から作るのが、茶色いお砂糖となります、三温糖の語源は三回の結晶化を経た後、すなわち三回温めた後のお砂糖であり、加熱の繰り返しによって起こるカラメル化によって複雑な風味がつくため、クセのない淡白な甘さのグラニュ糖に比べて甘味を感じると思います」とお答しました。

 

ご案内後、当館の「ブログ」へのご協力をお願いしましたところ、快諾して戴きました。誠に有難う御座います。

 

お伺いしますと、R.A様は道内最終日の帰り際に当館をお立ち寄りされたとの事でした。(本当に感謝!感謝!です)

 

私から、「当社ロゴマークがスズラン印の日である10月20日に赤色から水色にリニューアルしました。同日から当社とQuizeKnockとのコラボ動画等が公開されていますよ」とお伝えし、「てんさいオブてんさい」を目指した決定戦クイズの予習のため、当館に文字通りご足労されました伊沢拓司氏の「サイン色紙」をお見せしましたところ、R.A様は「ぜひ動画も見てみます」とおっしゃいました。

 ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖

(ご参考 スズラン印の日 てん菜糖製品のデザインを統一した日の1962年10月20日にちなみ、この日をスズラン印の日と制定し、日本記念日協会に認定されました)

 

R.A様からの数々のご質問にお答えしたこともあり、結果的にR.A様がご覧なられた展示物は、1階に展示された「ビート模型」、「紋鼈製糖所及びクレムネご兄弟の写真等」、「帯広製糖所模型」、DVD映像(15分間)だけで、2階展示物の「製糖技術の歴史」、「甜菜糖業と当社の歴史」、「皇族ご巡覧の特別展示室」は行かずじまいになりました。 

 

最後に、R.A様は「おもしろかったけど、あまりに時間が足りませんでした。他の展示物もじっくり見たいので、次は時間をつくって来ます。ご案内はしていただけますか?」とお尋ねされましたので、「ありがとうございます。他のお客様のご案内がなければご説明は大丈夫です。またのお越しを心よりお待ちしています」とお答えしました。

 

本日はご来館して戴きまして、有難うございました。

たない説明にもかかわらず、ご視聴戴きまして、重ねてお礼いたします。

ビートや砂糖についてご興味をお持ち戴けましたら、幸いでございます。

またのお越しを心よりお待ちしています。 

最新情報

7月5日(日)

館長のブログを更新。

会社案内
会社案内

リンク

天下糖一プロジェクト
天下糖一プロジェクト 様
十勝トテッポ工房
十勝トテッポ工房 様
帯広観光コンベンション協会
帯広観光コンベンション協会 様
旅行予約サイト「ニュート」で紹介されました
旅行予約サイト「ニュート」で紹介されました
日本甜菜製糖株式会社
日本甜菜製糖株式会社