ご来館戴いたK.Y様(写真左側)とK.H様(写真右側)
朝からのどんよりとした曇り空で、すっきりしない天気となりました11時頃にK.Y様(写真左側)とK.H様(写真右側)のご来館を戴きました。
受付後、お二人様に「よろしければ、ご案内しますか?」とお尋ねすると、「よろしくお願いします」とのご返事で、滞在予定時間をお伺いすると、「お時間は全然大丈夫です」とおっしゃいましたので、DVD映像(15分間)をご視聴して戴いた後、お時間をあまり気にせずにご案内をさせて戴きました。
「帯広製糖所模型」では、米国ダイヤー社の原図面から復元した縮尺70分の1の模型をご覧戴きながら、「旧帯広製糖所及びビート資料館周辺の社有地面積は55ha、北海道日本ハムファイターズの本拠地エスコンフィールド北海道5haが11個分入る程の広大さです。残念ながら12球団分にはわずかに1個分及びませんが、セ・リーグ覇者の阪神タイガースの甲子園球場3.85haでは約14個分となって逆に2個分が余ります。いずれにしましても、広大な敷地でフレスポスズランプラザ等の商業施設を建設し、不動産を有効活用した事業も当社は行っています」とお伝えしました。
「ビート模型」では、「最近、ビートの収穫が始まり、畑では山積みされている根部を見れる時期になりました。収穫時に切り落とされた茎葉部は畑にすきこまれて緑肥として有効利用される一方、根部からはお砂糖以外に、ビートパルプ、オリゴ糖製品、ベタイン(アミノ酸)、パン酵母(イースト)等も製造し、ビートには捨てるところがない」とご説明しました。
「オリゴ糖製品」では、「お砂糖等の糖類は通常、小腸までに分解・吸収されますが、オリゴ糖は酸に強いため胃酸で分解されにくく、大腸に直接届くことによって善玉菌ビフィズス菌が元気になります。当社には結晶ラフィノース製品であるラフィノース100、液状製品である北海道ビートオリゴや北海道どさんこオリゴがあります」とご説明しますと、お二人様共、ご興味を持たれたご様子でした。
「ビートパルプ」では、「ビートからお砂糖分を抜き取って搾った繊維分から飼料を製造しています」とペレットパルプをお見せすると、お二人様は見本をお手に取って鼻に近づけられたりされて、「黒糖みたいな香りがする。かりんとうみたい」とのご感想をお持ちでしたので、「甘い香りがするのは若干の糖液をふりかけているからです。でも、かりんとうの様にはとても噛めません、すごく硬すぎて‥。水に浸しますと約3倍に膨らみ、それを牛が食べています」とご説明しました。
「12種類のお砂糖」では、「お砂糖の結晶の色は‥」、「三温糖の語源は‥」、「お砂糖の賞味期限は‥」、「三温糖と黒砂糖の違い‥」等につきましてご説明し、お二人様共にご納得されたご様子でした。
K.Y様から、「さとうきびからつくられたお砂糖とビート糖との味の違いはありますか?」とのご質問があり、「味の違いについては個々人の嗜好があって一概には言えませんが、品質に関しては両原料からの製品は共に、光合成から生み出された自然物質のショ糖を高純度で精製しているので違いはございません」とお答えしました。
更に、「他に違いがあるとしたら、国内産糖か否かでしょうか。ビート糖は北海道産100%のビートから製造するので全て国内産糖となりますが、さとうきびからの甘蔗糖は国内産糖と海外から輸入した粗糖(茶色い原糖)からの精製糖に分かれます。それは各製品袋の裏面に記載されている原材料名で確認できますよ」と付け加えました。
「ぺーパーポット」は当社が開発した革新的な紙筒移植法であり、この移植法によって生育期間の前倒しが可能となり、雪解けが遅い北海道のハンデを克服できて、ビートの収穫量が飛躍的に増加したことをお伝えしました。更に、「移植後、約2週間でペーパーポットは分解して土に還る」、「ビート以外の作物にも展開可能」、「簡易移植機ひっぱりくんで移植作業が楽々」等につきましてご説明しました。
すると、K.Y様は、「昔、ビートの植え付けのアルバイトをしたことがあります。ぺーパーポットも知ってますよ」と当時を思い起こされていました。お二人様共に農業資材及び農業機械にもご関心をお持ちのようで、帰り際に、当社ぺーパーポット製品及び当社関連会社サークル機工の総合カタログをお持ち帰りされていました。
「休憩室」に展示されている「世界の砂糖生産分布図」をご覧戴きながら、「ビートの生産量が多いのはEU、ロシア、アメリカですが、意外な地域でもビートは生産されています。例えば、南米のチリ、国土の殆どが砂漠のイメージがあるエジプト等です」とご説明しました。
私の1時間程度のご説明を終えた後は、お二人様は私がご説明しなかった展示物を大変ご熱心にご視聴されていました。
特に、1階閲覧室でリピート再生されている「日甜アグリーン(てん菜糖業からてん菜産業へ)」の取り組みを分かりやすく表現した「アニメーション動画」をお二人様は非常に興味深くご視聴されていました。
(ご参考 アグリーンはアグリカルチャーとグリーンを掛け合わせた造語です)
この当社の「ビートの未知なる可能性を探求した取り組み」をより詳しく知って戴けるように、最近改訂されました「日甜アグリーンのコンセプトブック日本語版」をお渡ししました。「英語版もあるんですよ」と言いましたところ、K.Y様が「英語版ももらっていいですか?」とお聞きされましたので英語版もお渡ししました。
ご来館されてから2時間程度が経過しましたところで、当館の「ブログ」へのご協力をお願いしましたところ、快諾して戴きました。誠に有難う御座います。
お伺いしますと、K.Y様はこれまで北海道を度々訪れられており、今回は初の北海道上陸となられますK.H様と共に宗谷岬等を訪ねられた後、道東の観光地を廻られてから帯広入りされたようです。
私から、「どうしてビート資料館に?」とお尋ねしますと、K.Y様から、「昔、ビート植え付けのバイトをしていたこともあり、今回、北海道に来た一番の目的はビート資料館だったんです」との嬉しいお言葉をおっしゃいました。私から「本当ですか?ありがとうございます」とお礼を申し上げました。(本当に感謝!感謝!です)
K.Y様が、「ビート資料館ではグッズ等は販売していないのですか?」とお尋ねされたので、「残念ながら販売してませんし、そもそもグッズ自体がありません。当社製品であれば資料館付近ではスズランボウル、スズラン企業ロードクラフト等でお買い求め戴けます」とお答えしますと、K.Y様は「行ってみます」と言って戴きました。
お二人様共に、当社の液状オリゴ糖製品に非常にご興味を持たれたご様子でしたので、北海道ビートオリゴ、北海道どさんこオリゴのパンフレットをお渡ししました。
北海道どさんこオリゴ850g
(当社オンラインショップ等でお買い求めいただけます)
最後に私から、「当社ロゴマークがスズラン印の日である10月20日に赤色から水色にリニューアルします。水色は色覚の識別に支障をきたされる方が認識しやすく、青く澄んだ青空と大雪山系の雪解け水などをイメージしています」と新ロゴマークをお見せしながらお伝えしました。
(ご参考 スズラン印の日 てん菜糖製品のデザインを統一した日の1962年10月20日にちなみ、この日をスズラン印の日と制定し、日本記念日協会に認定されました)
すると、K.Y様は、入口ホールにあるビート資料館フェスタのキャラクターである「ビートくん」の帽子や「シュガーちゃん」の王冠に描かれている「赤色の現スズラン印」を見つめながら、「次に資料館に来るときはこれらは水色ロゴマークに変わっているんですね?」とお尋ねされ、「変わっています。またのご来館を心よりお待ちしています」とお答えしました。
帰り際に、お二人様から「すごく面白かった」とのご感想をおっしゃって、当館を後にされました。
本日は当館にご来館戴きまして、誠に有難うございました。
つたない説明にもかかわらず、ご視聴戴きまして、重ねてお礼いたします。
今回の北海道旅行が思い出深いご旅行となりますことを願っています。
またのご来館を心よりお待ちしています。
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