ご来館戴いたS.S様(写真右端)の御一行様
朝からの晴天で気温がぐんぐん上がり、気温はすでに30℃を超え、7月早々、ひょっとして初の猛暑日になるかも‥との不安がよぎりはじめたお昼前に、S.S様の御一行様のご来館を戴きました。(実際、この日の帯広の最高気温は猛暑日一歩手前の34.9℃、北海道内で最も暑かったようです‥)
受付後、御一行様に「よろしければ、ご案内しますか?」とお尋ねすると、「お願いします‥」とのご返事で、滞在予定時間をお伺いすると、「30分ぐらいで‥」とおっしゃったので、最初にDVD映像(15分間)をご視聴して戴き、残りの15分間は「帯広製糖所」、「ビート模型」、「12種類のお砂糖」に限定してのご案内をさせて戴きました。
「帯広製糖所」では、操業当時と最近の航空写真をご覧戴きながら、「帯広製糖所は昭和52年にその役割を終えて操業を終了しました。現在もビート資料館から200メートル程離れた場所に建物は現存し、ここでは総合研究所や飼料事業部の営業事務所の2部門が今もお仕事をさせて戴いています」とお伝えしました。
「ビート模型」では、御一行様の女性から、「ビートはテーブルビート(ビーツ)と関係があるのですか?」とご質問があり、「関係があります。ビートは大きく3種類に分かれ、そのテーブルビート(ビーツ)、飼料用、そしてお砂糖の原料になるシュガービートです。シュガービートは果物並みに糖分がありますが、エグミや土臭さがあって生で食べるのは難しく、ホウレンソウのようにも見える茎葉部も灰汁と苦味があるようです‥」とお答えしました。
すると、S.S様が、「以前、ニュージーランドに住んでおり、知り合いからシルバービートの葉を沢山もらいましたが、苦くて食べられなかった、それと同じなのですね‥」とおっしゃったので、「えっ、シュガービートでなくて、シルバービートですか?、シルバービートについては全く分かりませんが、そもそもビートと名がついているので似ているのかもしれませんね‥」とお答えするすべがありませんでした。
(御一行様が当館を出られた後、早速、ネットで検索してみますと、シルバービートはフダンソウに属するビートの仲間で、栄養価が非常に高く、ニュージーランドでは一般家庭で普通に食べられているとの複数の情報がありました‥、世界にはいろいろなビートが存在しているんですね‥)
「12種類のお砂糖」では、お砂糖について誤解されている方が多いことを前置きさせて戴いた上で、「ビート糖工場では茶色いお砂糖を精製して白砂糖をつくるのではなく、その逆で、白砂糖をとった残りの糖液からできるのが茶色いお砂糖‥」、「三温糖とグラニュ糖は共に遠心力によって蜜分と分けられた分蜜糖で基本的な製法は同じ、ミネラル摂取の観点で見ると含量の差はごく僅か‥」を成分表等を用いてご説明しました。
御一行様の女性は、「グラニュ糖より割高となる三温糖を使っていますが、価格差ほどのグラニュ糖とのミネラル分の違いはないのですね。今までいろいろと誤解していました」とご納得されたご様子でした。
私から、「実は、砂糖類の年間一人当たり消費量(農水省)は昭和48年に28.1kgでしたが、以降は年々減少し、令和3年には16.9kgとなっています。お客様には正しい知識を持ってご判断された上で、お砂糖をお使い戴ければとの思いを持ってご説明させて戴いています」と付け加えさせて戴きました。
ご説明をさせて戴いた後、当館の「ブログ」へのご協力をお願いしたところ、快諾して戴きました。誠に有難うございます。ビート模型を囲む様に御一行様にお並び戴いたところで、ハイ、チーズ!
お伺いしますと、福島県と神奈川県の両県からお越し戴きました御一行様は北海道に度々ご旅行されていましたが、帯広方面だけは未開の地だったようです。今回、十勝川温泉にご宿泊した後、「真っ先に来たかった」という当館にお越し戴きました。本当に有難いです。当館滞在後は富良野に寄られて旭川方面に向かわれるそうです。
最後に、S.S様から、「これからはお砂糖はスズラン印と決めました。ところで、スズラン印の製品はどこで販売していますか?」とお尋ねされたので、「ありがとうございます、当社オンラインショップあるいは店頭でお買い求め戴けます」とお伝えしたところ、S.S様は「店頭で買うと帰りの荷物が重たくなるので、オンラインショップにします」と言って戴きました。数ある製品の中で当社製品をお選び戴きまして、非常に喜ばしい限りでございます。
本日はご来館して戴きまして、有難うございました。
つたないご説明にもかかわらず、耳を傾けて戴き、重ねてお礼申し上げます。
御一行様がビートやお砂糖についてご認識を深められましたなら幸いでございます。
当社製品を御愛顧賜ります様、何卒、宜しくお願いいたします。
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