ご来館戴いたT.K様
夏日の陽気となった午後2時すぎに、半袖を着られたT.K様がご来館されました。
受付後、T.K様に「よろしければ、ご案内しますか?」とお尋ねすると、「案内して戴けるのならお願いします‥」とのご返事で、滞在予定時間をお伺いすると「時間は十分にあるので、全然大丈夫です‥」とおっしゃったので、1階の映像展示室でのDVD映像(15分間)のご視聴後、お時間を気にせずにご案内をさせて戴きました。
「ビート模型」を前にしたT.K様は「見たことがない」とのご反応。「ビート畑では茎葉部は見れますが、土の中に隠れている根部は収穫期(10~11月)に山積みされている時以外は北海道民でもなかなか見ることができません」とお伝えしました。
又、「ビートは別名サトウダイコンと言われ、ダイコンやカブの仲間のように思われますが、それは見た目だけであり、ホウレンソウの仲間(ヒユ科)です。ホウレンソウに似ている茎葉部は畑にすきこまれて緑肥となります」と付け加えました。
「砂糖の国内生産分布」では、国内における「てん菜糖(ビート)」と「甘蔗糖(さとうきび)」の生産比率(2022/2023年度)はビート79%、さとうきび21%の割合であるとご説明すると、T.K様にとってはちょっと意外な比率だったようでした。
一方、「世界の砂糖生産分布図(2021,分みつ糖)」では、世界的な生産比率は国内状況とは全く逆であり、ビート20%、さとうきび80%であることをご説明したところ、T.K様は「やっぱり」とご納得されたようでした。
沖縄本島及び周辺の数々の離島をご旅行されているT.K様から、「さとうきび糖とビート糖との違いはありますか?」とご質問があり、「違いはありません。例えば、両原料から生産されるグラニュ糖は共に光合成から生み出されたショ糖を高純度で精製している製品であるから全く同じです」とお答えしました。
T.K様から、「ビート糖工場は年間稼働しているのですか?」とご質問が続き、「ビートは生ものなので、糖分が極力減らない様、可能な限り早く処理します。ビート若しくはビートからの濃厚汁(シックジュース)が無くなったら、製糖作業を終えるので年間稼働にはなりません。操業後は、次の製糖期間にトラブルが発生しない様に、製糖機械を入念にメンテナンスを行っています」とお答えしました。
T.K様のお住まいがある関東方面では「スズラン印のお砂糖」は見かけないようで、「当社のビート糖シェアは約4割、日本全体では10%強、ご家庭用小袋製品を見なくても、業務用大袋製品をお使い戴いているユーザー様の菓子類、清涼飲料、乳製品等を通じて、当社製品をお口にされているのかもしれません」とお伝えしました。
他にご来館者がいなかったこともあり、T.K様とはお時間を忘れるぐらい色々なお話をさせて戴きました。当館の「ブログ」へのご協力をお願いしたところ、快諾して戴きました。誠に有難う御座います。
お伺いしますと、T.K様は以前から北海道の各所を度々ご訪問されており、今回は数日前から帯広入りされ、様々な「食べどころ」や「見どころ」を廻られている最中であったようです。
本日、お隣の「ますやぱん 麦音様」に寄られた際に偶然当館を見かけて、「ビート資料館のビートって、いったい何?」と疑問に思われてご来館されたとの事です。
この様に麦音様をお目当てで来られた際、そのついでにご来館されるお客様が非常に多く、麦音様には、いつも感謝!感謝!でございます。
本日はご来館して戴きまして、有難うございました。
つたないご説明にもかかわらず、耳を傾けて戴きまして、誠に感謝いたします。
北海道旅行で英気を養われ、今後のご健勝とご多幸を心よりお祈りしています。
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