・新年一番最初のお客様ご来館!!
4日(水)冷え込んだ午後3時頃、お一人の方のご来館を戴きました。
受付後、「ご自身でご覧になりますか?お嫌でなければご案内いたしますか?」とお伺いすると、「それではお願いします」との事で対応させて戴きました。
滞在予定時間をお伺いすると、「1時間位は・・」との事で、その時間内でのご案内をスタートしました。
1階でのご案内後、2階へご案内しますとお客様はメモ用紙を出され、映像の視聴・ご説明に対して熱心に頷かれながらメモを取られていました。
第3展示室での「明治時代国内最初の本格的ビート工場、2番目の工場」のご説明の際、私の方から「現在、札幌東区苗穂にサッポロビール園が有りますが、行かれた事は有りませんか?」とお尋ねすると、「行った事が無い」との事。
「失礼ですが、道外の方でいらっさいますか?」とお尋ねすると、「実は昨年12月、福島から千歳に来たばかりです」との事。
T・T様は「栄養士」と言う職業柄、「食」に強い関心をお持ちで「北海道に来たからは、仕事に関係する産業・食を学びたい」と言う気持ちから、今回来帯に際し「帯広市」が作成しているホームページ内で、「市内・管内施設紹介」の欄で「ビート資料館」を見付けてご来館戴いたとの事でした。
約1時間のご案内後、二つの質問を戴きました。
一つは、「明治時代のビート工場の失敗の原因」でした。
・輸送手段の欠如(工場の裁断能力に対して、農家さんの輸送手段が追い付かなかった)
・当時の農家さんは栽培方法が未熟なうえ「零細農家」が殆どで、時期毎の施肥が必要だった作物にも拘らず、与えることなく地力略奪農法最たる状況だった。
・工場サイドも製糖技術が未熟な状況等 をお答えしました。
二つ目は、「砂糖製品に、分蜜糖・含蜜糖があります。」とご説明した事に対する、質問でした。改めて詳しくご説明させて戴き、ご納得戴きました。
その後、ご自身でご覧になり閉館時間までじっくりご視聴戴きました。
この度は、熱心にご視聴下さり有難うございました。
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