2017年、新たな年を迎え開館初日(6日)の午後に6名のご家族を
お迎えしました。
来館されたのは午後2時50分頃、T・O様の奥様が受付に来られ、
「大人4人、子供2人お願いします。」と言われ、受付後ご案内の為
事務所を出ますとご主人が日本の方でしたので、ホッとしました。
ご主人(T・O様)にこちらでの滞在予定を伺いますと、「1時間でも
1時間半でも大丈夫・・」とのこと。
十分な時間を戴いた事から、最初に「1階映像展示室」でのDVD
(ビートからお砂糖が出来るまで)英語版15分をお奨めして視聴戴きました。
その後、館内のご案内をしました。
お伺いしますと、T・O様の奥様のご両親は英国の方で、昨年12月30日に北海道入りされ、ご家族で旅行・観光をするのに当り、道東の観光場所をネット上で調べて見ると「ビート資料館」を見つけ、ご両親の英国ご自宅から約3~4km離れた所に「ビートを原料とした製糖工場がある」事から、「この機会に理解を深めたい・・」との思いから、ご来館戴いたとのこと。
私のご説明に対し、T・O様は「速やかに・的確に」ご両親方に
通訳戴きました。
1階での「帯広製糖所」の歴史等のお話の中で、「自社自ら鉄道を走らせて
いた・・」事には、皆さん驚かれていたご様子でした。
2階では当社が開発した「ペーパーポット」にも触れて戴きました。
下の子供さんに、『「ビート用」に対し「葉物野菜(白菜・キャベツ等)用」
は、なぜ深さが違うのですか?』と質問しますと、「ビートは土の中に根を
伸ばして行くから、深さが必要・・」との答え。
その通り『大正解!!』一同、拍手!!でしたね!!
「ビート模型」の所でビートの2015年十勝での平均糖分17.6%とお伝えしてから、上のお子さんに「さとうきびの平均糖分は、どの位あると思いますか?」と尋ねると、「5~6%?!」との答え。
実は鹿児島・沖縄・南西諸島で作られているさとうきびは、高い時には
15%台の時が有る様ですが、平均では12~13%です。ですから、寒冷地作物である「ビート」の方が平均糖分が高いのです。
T・O様がお義父様と話している時には、お子さん方が夫々お母さん・お婆さんの質問を聞き、通訳して下さいました。
私の解釈の違いにも、「違います。こう言う事です。」と明確に質問の内容を教えて戴き、本当に助かりました。
その様なやり取りの中、全てのご案内を終えたのは午後4時25分でした。
お帰りの際、「ブログ用写真撮影」のお願いをしますと、皆様快くご承諾
戴きました。
ご両親は2月8迄、当別町のT・O様ご家族と過ごされ、帰国される予定との事でした。
寒さの厳しい中、ご来館戴きご家族皆様熱心に耳を傾けて下さり、本当に有難うございました。
皆様、どうぞお元気でお過ごし下さい。
コメントをお書きください