10月23日(日)佐呂間町からY・M様ご来館

佐呂間町からご来館のY・M様
佐呂間町からご来館のY・M様

 開館間もない9時40分頃、お一人の方のご来館を戴きました。


 受付後、こちらでの滞在予定をお伺いすると、「1時間位は大丈夫・・」

との事で、1階ではビート資料館の開館目的(当社の歴史に触れながら)等

帯広製糖所操業中の私鉄の運行(十勝鉄道㈱)についても、詳細にお伝えしました。
Y・Mさん、メモを取られ本当に熱心にお聞き戴きました。

 

 2階では「栽培・製糖両技術の進歩」をパネル・展示物等に触れて戴きながら

ご説明しました。

 

 芽室製糖所にビートを受入してから、お砂糖になるまでの工程映像を視聴される際には、後からご来館された別のお客様(女性の方)もお誘いして、ご一緒にご覧戴きました。


 その後はご一緒にお聞き戴き、映像視聴後には「白下」についても、詳細にお伝えして最後の「ビート糖蜜(廃糖蜜)」の中に残っている自然の物質「ラフイノース・ベタイン」についても、お話して「ビートは全く捨てる所のない優れた植物」である事をご理解戴きました。


 お砂糖製品12種類の前で、改めて「カラメル化・黄褐色化」について触れ、「三温糖」の名前の由来は「三番糖蜜」で作られているから「三温糖」と呼ばれているとご説明し、本州の精製糖メーカーさんも道内のビート糖メーカーも「一切漂白を行っていない」事をお伝えしましたら、Y・Mさん曰く「母が白い砂糖は身体に悪いと思っていました。」と言って戴き、一同どっと笑いとなりましたね。

 

国内の多くの奥様方は、「そう思い込んでいるだけなんです。」

 

 「第三展示室」では、国内で二番目の「札幌製糖㈱(現在の東区苗穂)」は、現在の「札幌ビール園・ビール博物館」として今も使われているとお伝えすると、お二人共驚かれていました。


札幌ビール園さんのHPの上の部分に表示されています。

 

 明治時代の二つのビート工場が短い期間で失敗に終わってしまった要因

にも触れ、「鉄道(インフラ)」の必要性を再認識戴きました。


 ご説明後「休憩室」へもご案内して、東に200m先の「元帯広製糖所

(現在:総合研究所・営業事務所)」をご覧戴きました。


 全てのご案内後、Y・M様は「改めてじっくり見たい」として「第二展示室」

の方へ行かれ、積極的にご覧になられていました。


 別のお客様(札幌厚別区からご来館)は先に帰られ、その際「記帳簿・メモ」

に今日の感想を記載されて行かれました。

(私どもにとって、大変有難く光栄な事です。有難うございました。)


 熱心にご覧になっているY・Mさんに当館の「館長のブログ」の事をお話し、

快諾戴き写真を撮らせて戴きました。


 その際に、佐呂間町で「さろまにあん」と言う宿を営まれているY・Mさんで

ある事。

 「お客様にお伝えしたい」として、今日遠路からご来館戴いた事が判りました。


 ビートの事・お砂糖の事が今後Y・M様のお宿で何らかのお役に立つ事が

出来れば、幸いです。


 本日は遠路からご来館戴き、熱心にお聞き戴きまして、

本当に有難うございました。

 

 一気に寒さに向かう時期でもあります。

くれぐれもお身体自愛の上、お過ごし下さいます様お祈り申し上げております。

 

どうぞ、お元気で・・!!

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11月17(日)

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