雨が降り続く午後3時近くに、ご夫妻のご来館を戴きました。
受付後にこちらでの滞在予定を伺うと、「この後の予定は特に無い」
との事で、「40分前後のご案内を・・」と予めお伝えして、ご説明を
始めさせて戴きました。
1階では「当館の建設の目的」「帯広製糖所」ついて当社の歴史と併せて
ご説明し、「軽便鉄道(十勝鉄道)」についても驚きを以て聴いて戴きました。
2階にご案内しながら、工場閉鎖後の工場前から当時の国鉄帯広駅までの
鉄道敷地(廃線跡)は、帯広市が遊歩道として整備し、現在も多くの市民の
「憩いの場・散歩道・サイクリングロード」として使われている事をお伝え
しました。
2階では「栽培・製糖両技術の進歩」をパネルで明治期のみご説明し、
パネル反対側に設置された「ペーパーポット」にも触れて戴き、この
「ペーパーポット」(当社開発)により、「ビート」の収穫が「質・量」
共に向上した事をお話ししました。
2階中央にある「ビートの模型」前で、ビートの平均重量/個と平均糖分を
お伝えし、ご夫妻に「因みにさとうきびの平均糖分は、どの位あるかご存知で
すか?」とお尋ねすると、ご主人が「実は沖縄から来まして、さとうきびを作
っています。」と言われ、ビックリ!!
驚きと共に、もう一つの原料である「ビート」の事に関心を以てご来館戴いた
事に感激しました。
伺いますと「当館」の事は、旅行雑誌で知ったとの事。
本当に有難うございます。
その後は、「製糖技術の進歩」をDVD映像を視聴戴き、さとうきび工場
と比較戴きました。
「砂糖の製品」前では、「国内の多くの奥様方が白い砂糖は漂白していると
思い込んでいます。」とお話しすると、奥様も「本当にその様な方が多いですね!!」とも・・。
ビートの糖分分析方法をお伝えした後、さとうきびの方法を伺うと、
「工場では、束ねられたさとうきびの中心部分を機械で掴み取り、それを
分析する」と話して下さいました。
その様なお話しのやり取りの中、あっと言う間に1時間が経過していました。
A・H様ご夫妻は、22日に帯広入りされ24日には戻られるとの事。
くれぐれもお気を付けて、楽しいご旅行であります様に・・。
本日は、遠方からのご来館戴き、誠に有難うございました。
ご夫妻、どうぞお元気で・・!!
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