台風一過の薄曇りの午前(11時過ぎ)、ご夫妻のご来館を戴きました。
バスパックをご利用でのご来館でしたので、受付後にバス時間を伺いますと
ご主人「便の多いバス停から乗る事、そして隣のパン屋さん(麦音さん)にも寄る
ので、30分くらいの滞在で・・」と言う事で、ご案内を開始致しました。
当館・当社帯広製糖所に触れ、工場の前と後ろに「専用の私鉄(十勝鉄道)
:原料であるビートの安定的に集荷(工場で使う物の搬入等)、製品(砂糖)
の出荷目的」を走らせていた事をお伝えしました。
「路線図」をご覧戴き、投資規模の大きさを実感戴きました。
2階では「官営紋別製糖所」の誕生と失敗、そして当社が開発した「ペーパーポット」に触れて戴き、栽培技術の進歩により、効率の良い農作物となった事をご理解戴きました。
製糖技術のブースでは、「芽室製糖所の製造工程」の映像を視聴戴きました。
「砂糖の製品12種類」の前で、改めて詳細に「砂糖」について「国内の多く
の奥様方は、無色透明の糖液から一番最初に一番色の濃い三温糖が作られ、漂白
をして上白糖・グラニュ糖が作られていると思い込んでいる」とお話しすると、
奥様うなずかれて「そう思っていました!!」とも・・。
無色透明の糖液に熱を加える毎にどんどん色が濃くなる(カラメル化・黄褐色化)訳ですね。
第二展示室(歴史のブース)では、「昭和天皇」他多くの皇族の皆様が
「帯広製糖所」に行幸された記念写真・品々をご覧戴きました。
第三展示室(歴史のブース)では、明治時代の二つのビート工場に触れ
「失敗」の要因をお伝えしました。
最後に、昭和30年代に国が申請に基づき、工場の能力に併せて認可・色分け
された「北海道地図」をご覧戴き、現在の状況をご理解戴きました。
お帰りの際、勇気を持ってホームページの事をお伝えして、「館長のブログ」
にご夫妻の写真を載せたいとお話しすると、ご夫妻とも「快諾」戴きました。
(実は、今月何組ものご夫婦・ごお家族にお願いしましたが、ご主人の仕事の関係か?尽く断られたものですから・・不安でいっぱいだったのです。(笑))
有難うございました。ホッとしました。
ご主人曰く「飛行機の時間があったので、十勝バスさんに聞いたらバスパック
がある事が判り・・」ご来館戴いたそう・・。
ご主人は更別のご出身で、「十勝鉄道」の事を知らなかった様ですが「路線図・パネル」をご覧戴きながら、当時に想いを巡らせていらっしゃいました。
奥様からも「お砂糖の事が良く判りました!!」と喜んで戴きました。
ご夫妻は、今日千葉へ戻られるとの事で、限られた時間の中で熱心に
耳を傾けて戴きまして、本当に有難うございました。
A・T様ご夫妻、どうぞお元気で・・!!
コメントをお書きください
A・T (水曜日, 31 8月 2016 22:02)
とても親切丁寧に説明をしていただき、ありがとうございました。
館長さんの流れるようなお話に、時間を忘れるくらい聞き入ってしまいました。
帯広駅から路線バスで25分ほど。
お時間のある方はぜひ一度おとずれてみてください。
バスパックがおすすめです。
館長の清水です。 (木曜日, 01 9月 2016 10:11)
A・T様、お疲れの所 早速メールを頂戴し、誠に有難うございました。
結局時間が無くなって、西側のバス停ではなく当館前のバス停を利用されたのですね。ご夫妻共、写真撮影ご快諾戴き本当に嬉しかったです。正直凹んでおりまして、このままでは9月に影響?するのではと意を決してお願いした次第です。楽しい時間を共有させて戴きました。残暑厳しき折、くれぐれもお身体ご自愛の上、お過ごし下さい。有難うございました。