今日は、通常開館前(9時前)から予約戴いていたグループ(9名様)のご案内を皮切りに、1日で21名のご来館を戴きました。
その最後のお客様として15時過ぎにお迎えしたのが、東京から来られた
S・M様ご夫妻でした。
受付後いつもの様に、お客様の滞在予定時間をお伺いすると、
「特にこの後の予定は無い」との事で、「40~45分程のご案内を」
とお伝えして、スタートさせて戴きました。
1階での「当社並びに帯広製糖所」の歴史に触れ、「工場模型・路線図・パネル」をご覧戴きながら、「芽室製糖工場(S52年当時)」への移設・増強等をお伝えしました。
ご夫妻共、会社自ら私鉄(総延長約64km)を走らせたご説明には、
大変驚かれていました。
その後2階にご案内して、「栽培技術」「製糖技術」の進歩を展示物の
「ペーパーポット」にも触れて戴き、映像を視聴戴いてご理解を深めて戴きました。
製造工程映像視聴後、ご主人から「糖分を抜き取った後の繊維はどうすのか?」、奥様から「映像で見たあの糖蜜はどうするのか?」其々タイムリーなご質問を戴き、「ビートの繊維」は家畜の餌として、そして「糖蜜」は「生イースト、ドライ・イースト」の純粋培養として使われる等のご説明をさせて戴きました。
「砂糖製品」前で、改めて砂糖に触れ「国内の多くの奥様方は、あの無色透明の糖液から一番最初に一番色の濃い三温糖が作られ、漂白をして上白糖・グラニュー糖が作られていると思い込んでいます。」とお話すると、
奥様は「その様な事を良く聞きますよね」と笑いながらおっしゃっていました。
歴史のブース「第三展示室」では、明治時代の国内二番目のビート工場のご説明後、「この赤レンガ工場建物が今も使われ残っている」とお伝えすると、
ご主人「札幌ビール園?」とおっしゃられ、「大正解!!」
サッポロビール園さんのホームページをご覧戴くと、その事が上の部分に書かれている事もお伝えしました。
お帰りの際、「館長のブログ」のお話しをして、ご了解戴き写真を
撮らせて戴きました。
ご夫妻にお伺いすると、道内へは7日(日)に千歳に入り、その後は車で道内各地を観光され、ご主人が「工場が好き」(奥様談)と言う事で当館へ来て戴いたとの事。
あっと言う間に1時間を経過してしまいましたが、お陰様で楽しい時間を
ご一緒させて戴きました。
十勝管内数多くある施設の中で、当館へ足をお運び戴きまして、
本当に有難うございました。
S・M様ご夫妻、どうぞお元気で・・!!
コメントをお書きください