7月13日(水)東京からT・A様ご来館

東京からご来館戴いたT・A様
東京からご来館戴いたT・A様

 薄曇りの爽やかな気温の中、10時25分頃お一人のご来館を戴きました。


 こちらでの滞在予定時間を伺いますと「時間の制約は無い」との事で、

「大体40分前後で・・」とご了解を得て、ご案内を開始。


 1階では、「当社と帯広製糖所の歴史等」を展示物・パネルをご覧
頂きながら、

ご説明しました。

 

 更に、「路線図」をご覧戴きながら、当社は工場立ち上げと同時に軽便鉄道

(軌道幅762mm、総延長64km)を走らせ、工場に取って必要な原料(ビート)と

工場で出来た製品(砂糖)を会社自ら入出荷するインフラを整備した事もお伝え

しました。


 2階では「栽培技術(ペーパーポット:移植栽培法)、製糖技術(映像)」

の視聴を戴きました。


 その後、T・A様にご質問『「ビートは全く捨てる所の無い優れた農作物」とお話しましたが、農家の皆さんはビート収穫後、あの茎葉はどうすると思いますか?』とお尋ねすると、

「実は気になっていたんです。肥料?ですか?」

と答えられ、「大正解!!」


 その通りで、ビート収穫後の畑に有機肥料として鋤込み、ビートを栽培した

翌年は上に育つ作物(例えば、小麦)を作り、翌年はじゃがいもを作り、その翌

年は豆類を作ると言う4年輪作を行うことにより、地力の維持を図っています。


 T・A様より、「ビートから出来たお砂糖とさとうきびから出来たお砂糖に

違いがあるのですか?」とのご質問を戴きましたが、植物であるビート(さとう

きびも含む)から繊維に含まれているショ糖を取り出して、蒸気で加温して徐々

に結晶を育てているだけですから、出来たお砂糖(上白糖・グラニュ糖)には、

違いは有りません。


 最後にT・A様にどの様にして「当館」をお知りになったかを伺うと、ご主人

が遠心分離機の会社に勤められていて、その関係から関心があって、昨年ご主人

と一緒に当館へ出向いて戴いた様ですが、丁度「閉館日」で見れなく、今回T・A

様が「一人で先に行ってくるね」と言う事で来て戴いたとの事。


 こちら帯広へは昨日(12日)入られ、15日には戻られると言うお話しをして戴きました。


 最終的に全てのご案内を終えたのは、11時50分と40分どころかあっと言う間に時間が経ってしまっていました。
 この間、T・A様には熱心に耳を傾けて戴きました。

今度、機会がありましたら是非ご主人とご来館戴ければ、幸いです。

 その時には、また違ったご案内(今回、お話できなかった)を出来ればと思っております。


 本日は、ご来館戴きまして誠に有難うございました。
T・A様、どうぞお元気で・・!!

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