本日午前中11時20分頃、お二人のご来館を戴きました。
お伺いするとお二人は、帯広畜産大学の4年生で、
「今迄ずっと前を通っても来た事が無かったので、来てみた・・」
とT・Sさん。
滞在予定についても、「この後、特に予定は無い・・」との事で、
予定として12時10分頃を目途に・・とお伝えして、ご案内を進めました。
1階でのご案内に併せて、当社自ら原料(ビート)の集荷から
出来た製品(砂糖)の出荷手段(軽便鉄道)を設けた事をお伝えすると、
お二人は驚きと共に強い関心を以て、聞いて戴きました。
畜大さんの前の道路を軽便鉄道(十勝鉄道)がゆっくりとした
速度(約25km/h前後)で走っていた事を、路線図をご覧戴きながら
ご説明しました。
廃線後は、幹線道路となっている訳ですね。
2階での「栽培・製糖両技術」のブースでは、「ペーパーポット」
(お二人は、ご存知だった様ですが・・)
改めてどの様な紙質なのか等、各種製品を手に取りご理解戴きました。
その際、お二人に
「ビート用と葉物野菜用では、なぜポットの深さが違うのか・・」
とご質問すると、
T・Sさんが「土の中に根を伸ばしてゆくから・・」と答えられ、
『大正解!!』そうなんです!
その為、「育苗期間内でポットの長さだけ丈夫な根を育て、
上には立派な葉が育つ」訳ですね。
工場での製造工程視聴後、「無色透明」の糖液とする為の「濾過」
の方法をサンプルを手に取って戴きながら、詳細にお伝えしました。
「砂糖の製品」前でのご説明の際、
「多くの奥様方が間違った情報により白い砂糖は、漂白していると思い込んでいる」とお伝えすると、
H・Mさんは思い当たる事があった様で
「実家の母は、色の付いた三温糖しか置いていない」
とおっしゃっていました。
「砂糖の成分表」を見て戴きながら、ご説明しご納得戴きました。
(ガッテン!!、ガッテン!!)
「 歴史のブース」では、国内最初のビート工場と併せて二番目の
ビート工場にも触れ、「この赤レンガ工場建物へ行かれた事が有りますね!」
とお話しするとお二人は・・・?
「現在の札幌ビール園」とお伝えすると、
二人顔を見合わせて「先週行って来た・・!!」と驚いていましたね。
ご案内を終えて「何かご質問があれば・・?」と伺うと、
H・Mさんが
『「ペーパーポット」の開発に当たって元からあの様な形状・作りだった
のですか?』とのご質問を戴き、今日に至る経緯をご説明させて戴きました。
その様なやりとりからあっと言う間に時間が経過し、
1時間以上が過ぎていましたね。
その後、改めて二人だけで見直したいとの事で、20分前後残って
見直されていました。
今日は熱心にじっくり耳を傾けて戴き、有難うございました。
お伝えしましたが、当社にも沢山の皆さんのOBがいます。
地元の大学の方が関心を以て足を運んで下さる事は、ご案内する側にとって、
有り難くそして名誉な事でもあります。
今日のご案内がお二人の何かのお役に立てたのであれば、幸いです。
T・Sさん、H・Mさん、今日はご来館戴き有難うございました。
どうぞ、お元気で・・!!
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