4月1日(金)富良野市からT・O様ご夫妻ご来館

富良野市からご来館のT・O様ご夫妻
富良野市からご来館のT・O様ご夫妻

 新年度を迎えて穏やかな日差しの午後、お二人のご来館を戴きました。


 受付後、いつもの様にお客様の滞在予定をお伺いすると、

「特に予定がない」との事で、「40~50分戴いてのご案内」

とお伝えして、スタートさせて戴きました。


 「帯広製糖所」の模型をご覧戴きながら、当社の歴史・工場の

その後の状態も併せて、お話ししました。


 当社「芽室製糖所」のお話しをしますと、ご主人「通って来ました」とも・・。


 2階「第二展示室:栽培・製糖両技術」へご案内し、「ペーパーポット」

ご説明後、

 奥様から「ビート用はなぜこんなに深いのですか?」と言うタイムリーな

ご質問を戴き(嬉しくなっちゃう!!)、「ビートは、深根性の植物であり、

45日前後でポットの中で丈夫な根を育て、上には立派な葉を育てる・・」

為に「この深さ」が必要である事をお伝えしました。


「ビート模型」前では、ビートが「如何に効率の良い農作物」

 

である事を実感戴きました。


 「製造工程映像」を視聴後、ご主人から「葉はどうするのですか?」

との又々タイムリーなご質問を戴き、「ビート収穫後の畑に有機肥料として、

鋤込む」事をお伝えしました。


 何度も「ビートは全く捨てるが有りません」とお伝えしましたが、

その理由として「最後に残る糖蜜に残っている微量な自然の物質を

取り出す事が出来る様になった、ビートの繊維から糖分を抜き取った搾り滓は、

家畜の餌として使われる等」詳細にお話しました。


 「砂糖製品」前では、私から「国内の多くの奥様方は、間違った情報

によって白い砂糖は身体に悪い、漂白していると思い込んでいる・・」

と言うお話しをしましたが、

奥様曰く「良くそう言う話しを聞きますね」とも・・。

 

糖液の「カラメル化・黄褐色化」にも、改めて触れさせて戴きました。


「特別室」を経て「第三展示室」では、国内での「二番目のビート工場」

に触れ、お二人に「札幌東区苗穂の赤レンガ建物行かれた事が有りませんか?」

とお聞きすると、ご主人「札幌ビール園!!」と答えられ、『大正解!!』

元からビール工場だったのではなく、ビートから砂糖を作る工場だった事を

改めてお伝えしました。


 「下関精製糖工場」のお話しの際、ご主人から「国内産糖の割合は・・?」

との又々タイムリーなご質問を戴き、

「年間国民消費量の内、32~33%が国内産糖で、残り67~68%が外国

から輸入された粗糖を精製して、白い砂糖・色の付いた砂糖が作られている」

事をお伝えしました。


 その様なやり取りで、あっと言う間に一時間が経過していました。


 拙いご説明にご夫妻共、熱心に耳を傾けて戴き、有難うございました。


 今日ご夫妻は、富良野市からご来館戴き、奥様が何度も帯広に来られて

いる中で、パンフレット等で当館を知り、この機会に来て戴いたとの事でした。


 本日は遠くからご来館戴き、楽しいい時間を共有させて戴き、

本当に有難うございました。


 お帰りの際、どうぞお気を付けてお帰り下さいね!!


 ご夫妻、どうぞお元気で・・!!有難うございました。

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12月22(日)

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