3月15日(火)台湾からのお客様、張 哲銘 様ご来館

台湾からご来館の張 哲銘 様
台湾からご来館の張 哲銘 様

 午前10時現在外気温1.5℃(当館玄関)と暖かく多少風のある晴れた日の

10時20分頃、お一人の方のご来館を戴きました。


 受付の際のお話しから、外国の方と判りご案内開始前にお伺いすると、

台湾からネットをご覧になって来て戴いたとの事。


 ご案内前に滞在予定をお伺いすると、「11時ぐらい」との事で

「出来るだけゆっくりとした話し方をしますから・・」

とお伝えして、ご案内を開始しました。


 張さんは、北海道(日本)の事を調べられていたご様子で、

「道南の伊達市」「富岡製糸場」のお話しにも地理的にもご存知でした。


 2階の「ペーパーポット」は初めてご覧になった様で、

興味深そうに見入っていました。


 「ビートの模型」の前でのご説明の際、張さんにビートと比較して

「台湾でのサトウキビの平均糖分」をお聞きすると、「判らない」との事。

それに対し、

「日本の鹿児島・沖縄等で栽培されているサトウキビは糖分の高い時には

15%台の時も有る様ですが、平均では12~13%」であり、

「北海道でのみ栽培されているビートの方が平均糖分が高い(昨年17.6%)」

と言う事をお伝えしました。


 その後は「芽室製糖所」の製造工程を視聴戴きましたが、

視聴戴く前に張さんから、

「昨日鉄道で帯広入りする際、この工場のそばを通って来ました。」

とお話し戴きました。


 更に、視聴終える頃には「ビートの茎葉はどうするのですか?」

と言うタイムリーなご質問を戴きましたが、

「茎葉はビート収穫後の畑に細かく刻んで鋤込み、翌年の他作物の肥料を

その分抑える事が出来るメリットが有り、ビートは捨てる所が殆ど無い

優れた農作物である事をお伝えしました。


 「砂糖製品」前でのご説明で、「国内の多くの奥様方は間違った情報に

流されている」と言う現状をお話しすると、

張さんも「台湾の奥さん方も同じです(笑)」と話して下さいました。


 「
特別室」での「昭和天皇ご来訪」等のお話し後、「行幸記念碑」の

工場前からの移設にも触れました。


 「第三展示室」では、明治時代の二つ目の「ビート工場」のご説明で、

『札幌市東区苗穂にある「赤レンガ工場建物」に行かれた事がありますか?』

と伺いますと、

張さん曰く「行く予定があります。札幌ビール園ですね。博物館が有りますから・・」と大正解!! 本当に良くご存知でしたね、ヽ〔゚Д゚〕丿スゴイ!!


 当社初代社長は、明治時代の二つのビート工場が長く続けられなかった事

を踏まえて、失敗を繰り返さない為にマイナス面を調べ、鉄道網(インフラ投資)

を敷いた事等、お伝えしました。


 この様なやり取りであっと言う間に1時間が過ぎていました。


 張さんは、昨日(14日)JRで帯広入りされ、幸福駅・愛国駅へも行かれ、

今日はこの後旭川⇒札幌⇒小樽と3日間を過ごし、帰国されるとの事。


 張さん、寒い中当館にご来館戴き、拙いご説明にも一生懸命聞こうと

ご努力戴き、有難うございました。

 

 お陰様で全てのご案内を終える事が出来ました。感謝・感謝です!!


どうぞ楽しいご旅行であります様に・・。  どうぞ、お元気で・・!!

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