午前10時現在外気温17・5℃、
時折強い風が吹く(当館外側ドアが強風により勝手に閉まってしまう)中、
10時15分頃にお二人のご来館を戴きました。
滞在予定時間をお伺いしますと、
『この後の予定は無く、
今日は娘が学校の授業で「お砂糖の事を調べる事にした」と言う事で、
お砂糖の事と言えば「ここ」と言う事で来ました』とお母様。
それを伺ってから娘さん用にメモ用紙をご用意させて戴いてから、
1階でのご案内を開始しました。
直接「お砂糖」の事だけをお伝えするのではなく、
どのようにして北海道でてん菜(ビート)が栽培され、
その後の各技術の進歩がなされたかを知って戴いてから、
「お砂糖」の事をお話しした方が良いと思い、
ご説明をさせて戴きました。
(娘さんにとっては、
「なぜお砂糖の話しを直ぐしてくれないのだろう?」とか
思われたかも知れませんね。ごめんなさい)
2階では「蜂の巣状のペーパーポット」にも手に触れて戴きました。
今もビートは昔ながらの「直播」と
ペーパーポットによる「移植」により、栽培されています。
(十勝管内のビート栽培の約80%が移植栽培です)
「ビートの模型」をご覧戴き、
仮にこの大きさで重さが1kg、糖分を17%とすると、
そばにあるガラス容器内の量(170g:約コップ一杯)の
お砂糖を作る事が出来ると言うお話しもしましたね。
工場にビートが入ってお砂糖になる迄の映像もご覧戴きました。
後でお母さんから
娘さん(M・Yさん、小学校3年生:お母さんと同じイニシャル)は、
「芽室製糖所の前を通る度に工場のそばにあるあの白いタンクが
気になっていた様で・・」と話されていましたが、
国道沿い(工場を背にして右側にある)のが
「シュガーサイロ」(砂糖をバラの状態で、満タンで3万トン保管貯蔵出来る)、
JR線路沿いに見える5つの白いタンクは「ジュース・タンク」
(濃い糖液を保管貯蔵する)です。
お砂糖の製品の前で娘さんに質問しました。
「お砂糖の結晶1粒は何いろですか」と。
すると回答は「白」でした。
ブブー!!
お砂糖の結晶1粒は雪の結晶と同じく「無色透明」です。
雪と同じくお砂糖も多くの結晶が揃う事により、
「光の乱反射」により、白く見えているだけなんです。
そんなやり取りをさせて戴いている内に
あっという間に時間が経過してしまいましたね。
授業で「地元の作物」を調べる事になり、
ご来館戴きましたが、
もしまとめている内に判らない事があったら、
気軽に電話・FAX等で問合わせて下さいね。
頑張って、まとめ上げて下さい。
今日はご来館戴きまして、有難うございました。
コメントをお書きください