・長く続いた雨が上がり、やっと十勝晴れとなった6月14日(土)10時20分頃本日3人目のお客様として、札幌からM・Fさんがご来館戴きました。
・受付時点で「間もなく予約の団体のお客様が来られる為、ご案内は予約の方を優先してご案内させて戴く旨、ご了解を戴いた」上で、到着までの間1階をご案内していました。
・M・Fさんからは「団体の方々と一緒に聞いていいですか?」と言って戴き、「勿論、団体のお客様は滞在時間30分ですので、帰られた後宜しければフォローさせて戴く・・」旨、お伝えしました。
・間もなく団体40名様が来館され、M・Fさんには混じってご案内を聞いて戴きました。
・限られた時間で団体様は帰られ、その後M・Fさんは残っておられ、二階第2展示室「製造工程」そばの「てん菜細胞からの糖分の滲出」の映像をご覧になっていましたので、その後各展示物を時間の関係で詳細にご案内出来なかった部分をフォローさせて戴きました。
・M・Fさんには、「砂糖の成分」にも触れ、団体の皆さんには伝えられなかった種類毎(上白糖・グラニュー糖・三温糖・黒砂糖)のご説明をさせて戴きました。
・「ビート糖業の歴史」についても、年表により詳細にご説明させて戴きました。
・この様なご案内で、あっという間に12時近くの時間となり、お帰り間際にお願いをして、ブログ用写真を撮らせて戴きました。快諾戴き有難うございました。その際にお伺いし、帯広ご出身で現在札幌にお住まいで、ご実家のある帯広に帰省され、当館へ足を運んで戴いたとの事でした。
・芽室製糖所のご説明でも「きっと何度も車で工場の前を通られていらっしゃるのか、詳しく良くご存知でしたね・・」ヾ(*´∀`*)ノ
・日曜日には札幌に帰られるとの事、くれぐれも気を付けてお帰り戴きます様・・。M・Fさん、どうぞお元気で・・!!有難うございました!!
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M・F (月曜日, 16 6月 2014 15:18)
先日はありがとうございました。
おかげで非常に良い時間を過ごすことができ、帰りにはトテッポ通りを歩いてみました。
スマホで拝見しましたが、パソコンで見てみると写真が大きくてびっくり致しました(笑)。
ところでふと疑問に思ったのですが、アメリカへ留学した際に“ビーツ”という野菜を食べました。
他の野菜と一緒に温野菜サラダになっており、赤紫だった思います。
海外で言うところのビーツと、日本で言うビートは同じものなのでしょうか、別種なのでしょうか。
館長の清水です。 (火曜日, 17 6月 2014 05:16)
こんにちは!!先日はご来館戴き、有難うございました。
昨日(16日)は、所属する総合研究所の休みに併せて、当館も臨時休館とさせて戴きました。ご返事が遅くなりました。ごめんなさい!!
帰りにはトテッポ通りを歩かれ、「ここを小さなSLと客車が走っていた・・」事を想像されながら、きっと歩かれたのですね・・。
ご質問の「赤いビート」ですが、「テーブルビート(レッドビート、ビートルートとも言う)」と呼ばれ、野菜用に改良されたものを言います。根部は小さく、カブの様に球型で繊維は赤く、砂糖が取れる部分が少ない為、「赤いビート」から砂糖を作るのには、向いていません。ロシア料理で「ボルシチ」と呼ばれる赤いシチューを作るのに「赤いビート」は使われています。
したがって、「テーブルビート」も「てん菜(シュガー・ビート)」も花の形態や種子が出来る仕組みは、両方とも同じ(同族同種)です。
世界には「さとうきび(ケーン・シュガー)」と「ビート、てん菜(シュガー・ビート)」から主に砂糖が作られていますが、それらから作られている砂糖の割合は、前者が約70%、後者が残りの約30%です。
日本では国産糖(年間68万トン前後の内、「ビート」から作られる砂糖75%以上80%弱、残りが「さとうきび」から作られる砂糖と言う現状)は、国内消費の約32~33%が何とか「国産糖」で賄えられています。残りは海外からの「粗糖(サトウキビを粗く精製した)」を原料として、精製してお砂糖を作っています。
今後共ご不明な点が有りましたら、遠慮なくご質問戴ければ幸いです。この度は、ご来館ご質問戴き有難うございました!!
M・F様、どうぞお元気でお過ごし下さいね!!