・5月17日(土)午前中、昨夜から続く嵐の様な強風が続く中、幕別町在住ビート耕作者でもあるM・Kさんご家族のご来館を戴きました。
・受付の段階で耕作者であると言って戴きましたので、子供さん達にご両親が苦労して育てたビートがどの様に「お砂糖」に作られるのかを少しでも理解して戴ける様、ご案内させて戴きました。
・1階ご案内後、2階「ビート糖業の技術史」では「ペーパーポット」の前で、お母さんが「ペーパーポットを広げるのを手伝ってくれたよね・・」とお子さんに話していましたね。
・精巧に造られた「ビート模型」でのご説明で、「仮にこの大きさで重さを800g、糖分を17%と仮定すると、足元にある様に約140g(約コップ一杯)のお砂糖を作る事が出来る」とお伝えしますと、御夫婦とも驚かれていました。
・「製造工程」では映像を皆さんでご覧戴き、お父さんから「中々内部を見る機会が無いから・・」と喜んで戴きました。
・その後、濾過の方法を詳細にお伝えしましたが、お子さん達もしっかりと理解戴けたと思います。
・お母さんから、「ビートから出来るお砂糖で、色の付いたお砂糖が有りますが・・」とのご質問を戴きましたが、「濾過・製造工程」ご説明後に、ご回答させて戴きました。
・「砂糖の製品」前で、改めて「サトウキビ」を原料として製造される「お砂糖」の製造方法をお伝えし、更に「成分表」により、理解を深めて戴くべく、ご説明させて戴きました。
・ご説明最後の「北海道地図(道内の工場別集荷区域)」では、ビートの栽培面積説明で全道を100として「十勝地区3社3工場で42~43%、網走地区3社3工場で26~27%の作付」とお伝えすると、お母さんから「十勝はそんなにも多いんですね・・」と改めて驚かれていました。
・3人の子供さん達は、未だ「芽室製糖所」への工場見学には行かれていないとの事ですが、地元特産物であるビートからお砂糖を作る事だけでは無く、収穫後の「茎葉」を「緑肥」として鋤込み、翌年の他作物(小麦・豆類等)の収量低下を抑える事が出来る等、北海道にとって欠く事の出来ない作物である事をしっかりと理解してくれる事を願っています。
・この様な天候の中、ご来館戴きまして誠に有難うございました。どうぞ、皆さんお元気で・・!!
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